こんにちは。ジャーマン次郎です。
今回は、ドイツのガソリンスタンドでガソリンの給油方法とタイヤの空気圧の調整方法をお伝えいたします。
ドイツにお住まいになられて間もない方、旅行でドイツに来てレンタカーを借りてお出かけの方、そんな方たちは是非困らないようにご確認ください。
給油方法
結論としては、給油方法で必要なステップは以下の5つ。
- スタンドの横に駐車
- 給油するガソリンのノズルで給油 (E5, E10, etc)
- 自分の給油した場所の番号を覚えておく
- 店内のレジに行って、自分の給油した番号を伝える
- 支払いして終わり
先に給油して、後から支払いです
これは、ドイツに限らず、チェコ、フランス等、他の国でも同じスタイルなのですが、一部のガソリンスタンドでは、先に支払いを行ったり、先にカードを切ってから給油する所もありますので、ご注意ください。給油ができなければ、支払いが先のはずですので、どこかで気づけるはずです。
詳しく説明していきます。
スタンドの横に駐車する
まずは車を駐車します。これは車の豆知識ですが、燃料計の所に三角印で給油口がどちらにあるか示しています。逆側にも届かないことはないのですが、基本的には給油ステーション側が給油口になるように駐車してください。
給油する燃料のノズルで給油する (E5, E10, etc)
給油口の開け方は日本と異なり、運転席の足元には給油口を開けるレバーはありません。
海外の自動車では、ドアの鍵が開いている状態で、給油口カバーを押すと、給油口カバーが開くようになっています。
※トヨタなどの日本メーカーの場合は、日本と同じように足元にレバーがあります
給油口カバーを開けると、カバーの裏にE5, E10, ◯◯などの英数字が並んでいます。これは、この車に使用できるガソリンの種類を示しています。
これらの英数字はスタンド側にも記載があるので、同じ英数字を選んで給油を始めてください。
これらの数字は、レギュラーガソリン・ハイオク・ディーゼル等を示しています。
E5:ガソリンに5%のエタノールが混合されている
E10:ガソリンに10%のエタノールが混合されている
B7:ディーゼル車用燃料
基本的には、E5よりもE10の方が安価ですが、E5の方が燃費が良くなります。
レンタカーの場合では、給油することに意義があるので、安いE10で給油して問題ないでしょう。
上の写真のSuper95とultimate102、Dieselとultimate dieselの違いは、日本で言うところのレギュラーとハイオクの関係に近いです。ultimateの方が単価は高いけど、燃費や燃料の質がやや良い、というよな感じ。
ただ日本のようにハイオク専用みたいな区切りはないので、あくまでもE5かE10かB7かのみを判断基準にすればよいです。
給油は、ノズルを外して、給油口に差し込んで、レバーを握るだけです。レバーの手元側にロック機能があるので、ロックすればレバーを握り続ける必要がなくなります。冬の寒い日でも手を出し続けなくても良くなるので良いですね。
※万が一、取り外すノズルを間違えた場合、一度ノズルを元に戻した後、間違えた旨をレジに伝えに行く必要があります。
自分の給油した場所の番号を覚えておく
給油が終わったら、自分の給油したステーションの番号を覚えておきます。ステーションの番号は、メーターの所か、柱の上の方に記載があります。
店内のレジに行って、番号を伝える
何番のステーションの支払いをするかレジで伝えましょう。英語でも伝わるかもしれませんが、覚えておいた方がいいドイツ語を挙げておきます。
番号:Nummer (ヌマー)
1: アイン (eins)
2: ツヴァイ (zwei)
3: ドライ (drei)
4: フィーア (vier)
5: フンフ (fünf)
6: ゼクス (sechs)
7: ズィーベン (sieben)
8: アハト (acht)
お願いします:ビッテ (Bitte)
『ヌマー、[数字]、ビッテ』で通じます。8まで覚えておけば、だいたいのガソリンスタンドは十分でしょう。
支払いして終わり
値段を言われるので、現金なりカードなりで支払いをすれば完了です。
お疲れ様でした。
タイヤの空気圧調整方法
続いてタイヤに空気を入れてみましょう。多くの場合、空気入れは無料で使えるので、積極的に試してみましょう。
筆者はドイツで最も数の多いガソリンスタンドであろうAralで行っています。
空気入れに必要なステップは以下の5つ。
- 空気入れスタンドの前に駐車
- 自分の車のタイヤの適正空気圧をチェック
- タイヤのノズルキャップを外す
- 空気入れスタンド側に設定空気圧を入力する
- タイヤのノズルに空気入れノズルを取り付けスタートを押す。
- 全タイヤの空気圧を調整する
- ノズルキャップの取り付けを忘れずに終了
空気入れスタンドの前に駐車
まずは空気入れスタンドを探しましょう。ガソリンスタンドの建物の裏など、ちょっと離れた所にある場合が多いです。
エアホースが届かなくなるかもしれないので、なるべく近くに駐車しましょう。
自分の車のタイヤの適正空気圧をチェック
運転席を開けた所に、各位置のタイヤの適正空気圧が表示されています。普段使用する人数等によって適正空気圧が異なりますので、自分の用途に合わせて適正な空気圧を確認してください。
下図の場合は、160km未満で使用する場合は、フロントタイヤは230kPa, リアタイヤは210kPaとなります。
空気入れスタンド側に設定空気圧を入力する
空気入れのスタンドに、先程確認した空気圧の数値を入力します。+とーのボタンで数値を変更できるので、目標値に変更してください。
タイヤのノズルキャップを外す
タイヤのノズルキャップを外します。ノズルキャップをなくさないように注意してください。
タイヤのノズルにエアホースを取り付けスタートを押す。
タイヤノズルにエアホースを取り付け、STARTボタンを押します。自動的に空気が入り始め、適正空気圧になれば”ピー”という音とともに空気入れが完了します。
全タイヤの空気圧を調整する
全てのタイヤに対し、同じ操作を行ってください。フロント側とリア側で目標空気圧が異なる場合は、数値変更してから注入してください。
ノズルキャップの取り付けを忘れずに終了
最後にノズルキャップを取り付けて終了です。
お疲れ様でした。
本体にも簡単な手順がありますので、そちらを参照してくださっても構いません。
まとめ
今回は、ドイツでのガソリン給油方法とタイヤ空気圧の調整方法をお伝えしました。
最初、慣れていないと不安はあるでしょうが、慣れてしまえば簡単です。
車の整備は安全に繋がりますので、皆様、どうか整備不良等で事故を起こさないよう気をつけましょう。
それでは皆様、安全運転を。Safe Drive!!