こんにちは。ジャーマン次郎です。
今回は、PaderbornerのPilger Landbierのご紹介です。
読み方はパーダーボルナーのピルガーランドビーアでいいでしょう。
地名の”Paderborn”が由来になっています。
会社情報：Paderborner
Perderbornerは、デュッセルドルフから車で2時間半東に走らせた、Paderbornという街に位置する醸造所です。
創立は1852年、パーダーボルン醸造所は、「ヒレマイヤー醸造所」から「パーダーボルナー・アクティエンブラウエライ」という名前で誕生しました。第一次世界大戦直後の 1918 年に、パーダーボルナー アクティエンブラウエライはフェラインスブラウエライ シェーンベック & Co. と合併し、すぐに「パーダーボルナー フェラインスブラウエライ GmbH」に改名されました。1965 年以降は「Paderborner Brewery GmbH」と呼ばれるようになり、1983 年、市内中心部にあった醸造所は放棄され、メンケロー工業地帯の新しい建物に移転しました。現在では「アルテ ブルワリー」という通り名だけがこの伝統的な場所を示しています。 1990年、現在までこの醸造所を所有してきたニース家は、それをドイツの一大ドイツビール企業ヴァルシュタイナーに売却し、それ以来、「PaderbornerBrauhaus Cramer」という名前でさまざまなビールが醸造され、大成功を収めています。現在もヴァルシュタイナーのグループに属しています。
自社名と同名のビールブランドPaderbornerの他に、今回紹介するPilgerブランド、Liboriusというダークビールも手掛けています。パーダーボルン醸造所では、プレミアム地域ブランドであるアイゼンベック プレミアム ピルス、ヴァイセンブルク ピルスナー、地元の生ビール ブランドであるパーダーボルナー ゴールドも生産しており、現地で嗜むことが出来ます。
また、パーダーボルンの醸造所では、風力エネルギーを利用してビールを醸造しており、これはドイツで初めて風力エネルギーを利用して醸造所になります。醸造所にそびえ立つ風力発電機は、パッと見、似つかわしくないものの、環境に配慮した最先端の醸造所とも言えます。
Pilger Landbierのレビュー
・泡立ち強い。クリーミーな泡でキープ力も強め。
・色味は若干の濁りがあり、やや濃い目のブラウン
・香りは少ない。ホップがやや香る程度。
・飲み始めは炭酸さと、独特の苦みが広がるが、後味はスッキリで全く残らない。全体的にさっぱりとしたテイスト。
・のどごしで味わったほうが良いタイプ
公式HPによる商品情報
ピルガーカントリービール
パーダーボルンの街は、古くから巡礼の重要なルート上に位置しており、今日でも巡礼やハイキングが非常に人気です。そんな歴史的背景を持つこの街から、私たちの醸造責任者が特別なカントリービール「パーダーボルナー ピルガー」を作り上げました。このビールは、歴史的なレシピをもとに、厳選されたホップとモルトを使用して醸造された自然な濁りのある一品。繊細でマイルドな味わいが特徴で、琥珀色の美しい色合いとフルボディのコクが楽しめる、地域限定の逸品ビールです。
外観：自然な曇り
色：濃い琥珀色
香りと味わい：ピュアでマイルドなモルトの特徴とバランスのとれた味わい
味：甘味が残りコクがあって美味しい。ほろ苦く、ほんのり酸味のある後味
原材料
醸造水 (パーダーボルン巡礼者の生産用の醸造水を一から醸造、特に適した柔らかな品質)
大麦麦芽 (厳選された大麦麦芽品種からの高品質モルト)
ホップエキス (ホップは厳選した品種を使用)
酵母 (特に発酵力の強い下面発酵ビール酵母の酵母)
原麦汁 11.8%
アルコール度数 5.0%vol
アルコール度数 4.0%
残留エキス 4.2%
成分 (100mlあたり)
エネルギー：44kcal (184 kJ)
脂肪 ：0g (うち 飽和脂肪酸 0g)
炭水化物 ：3.5g (うち 糖質 0g)
タンパク質：0.5g
食塩 ：0g
割合構成
水 ：91.315%
アルコール：3.95%
エキス(麦芽エキス)：4.198%
ホップ及びホップエキス：0.002%
CO2 ：0.525%
酵母 ：0.01%
合計 ：100%
推奨飲み頃温度
4 ～ 8℃
レビューまとめ
重さ：★★☆☆☆
酸味：★★☆☆☆
苦味：★★★☆☆
甘み：★☆☆☆☆
香り：★★☆☆☆
オススメ度は3.5点/5点
醸造所
Parderbornerはドイツ北西部のParderbornに醸造所を構えておりますが、醸造所ツアーや併設されているレストラン等はなさそうです。
Parderborn市内に”Brewery House Paderborn”という名前のレストランが存在しますが、ビールメーカーのParderbornerとは関係なく、一般的な街のレストランのようです。
まとめ
今回はPilger Landbierの紹介をいたしました。Pilger Landbierは500ml缶以外にも、500mlサイズ瓶と330ml瓶、30リットルの大樽型缶など、様々なサイズで展開されており、現在人気が高まっているようです。
私はもう少し濃い目の味が好きなので、若干物足りなさがあり、おすすめ度はやや低めになっていますが、ドイツでの人気の高まりは確かですので、皆様、興味があればぜひお試ししてみてください。
