こんにちは、ジャーマン次郎です。
皆さん、Budweiser, バドワイザー というビールはご存知でしょうか?銀地に”Budweiser”のロゴが有名な、アメリカのビールです。アメリカ企業Anheuser-Buschから販売されており、バドワイザーのビール缶をイメージしたショート丈チューブトップを着た女性をバドガールとも呼ばれていて、男性諸君らは雑誌やらで目にしたことがあるのではないでしょうか?
しかし、このバドワイザーですが、実はアメリカのAnheuser-BuschのBudweiserよりも先にチェコのBudweiser Bier Bürgerbräuという醸造所で既にバドワイザービールとして販売されていました。
そして、Anheuser-Buschのバドワイザーは、Budweiser Bier Bürgerbräuのバドワイザーを参考にして醸造されたようですので、正にBudweiser Bier Bürgerbräuのバドワイザーがオリジナルである、と言えます。
ということで今回は、バドワイザーの元祖、Budweiser Budvar Breweryのレビューを行いたいと思います。
Budweiser Budvarはどんなメーカー?
Budweiser Budvarはチェコ共和国国営のビール醸造所です。誠実なチェコビールの楽しさを広めています。
チェコ共同醸造所 (現在のバドワイザー ブドヴァル、NP) は、1895 年 10 月 7 日に有名なビールの醸造を開始しました。国家的に分断されたチェスケー・ブジェヨヴィツェでは、その創設に先立つ出来事は劇的なものでした。チェコの醸造権活動家の一部は、明らかに親ドイツ派である地元の都市醸造所の状況に満足せず、チェコのブルジョワジーの指導的代表者の支援を受けて自分たちの会社を設立することを決意した。
1930 年に、この醸造所は商標「ブドヴァル」を登録し、ライト 12° の輸出用ラガーに使用されました。このブランドの国際的な並外れた成功により、最終的に取締役会はこのブランドを醸造所の名前に組み込むことを決定し、1936 年からはブドヴァルとチェコの共同株式醸造所、チェスケ ブジェヨヴィツェとなりました。
1967 年にバドワイザー ブドヴァル NP が設立され、元の株式会社醸造所とシュタットビュルガー醸造所の商標の大部分を引き継いだ醸造所の後継者となりました。それは南ボヘミアン醸造所のレベルに置かれ、両社は共同経営を行っていました。
<https://budejovickybudvar.cz/de/brauerei/geschichte>
醸造所はチェコ南部、チェスキー・ブジョヴィツェ市にあります。ツアーもやっているようで、英語でのツアーであれば予約なしで参加することが出来ます。
入場料は開館時間内であれば250チェココロナ(1600円ほど)必要です。
バドワイザー チェコ ラガーのレビュー
缶ビールタイプのバドワイザーは、2013 年 2 月 14 日に新しい工場が稼働してから、ヨーロッパ内に一斉に販売されるようになったみたいです。
パッケージは、アメリカのバドワイザーよりもクラシックな感じがしますね。
泡立ちは普通。消えはゆっくりだがキープはあまりしない。
色は透き通りはあるがやや濃いめ。
香りはホップの感じが感じられる。
非常にオーソドックスなビールの味。癖は無いのに飲みごたえはある。
個人的にはかなり好きな味。
HPの商品紹介
このクラシックなラガーは、ジャテツ産のザーツコーンホップ、氷河期の帯水層からの純粋な天然水、モラヴィアのモルト、そして伝統的なビール酵母の4つの原料で醸造されています。その結果、世界中のチェコビールの高い基準を確立する、フルボディでおいしいビールが生まれました。当社の冷蔵醸造用セラーでの伝統的な保管(他のほとんどのビールの 7 倍の期間)により、フルボディの深み、黄金色、芳香のある泡を備えた、軽くて細かく輝くラガーが生まれます。力強くも爽やかな、絶妙なバランスの味わい。
5.0% VOL.ALK
22 IBU (International Bitterness Units:国際苦味単位)
10 EBC (European Brewery Convention:モルトの粒の色合いを数値化した単位)
麦芽:チェコモルト
ホップ:ZAAZのセミアーリーレッド 、 コーン
重さ:★★★☆☆
酸味:★★☆☆☆
苦味:★★★☆☆
甘み:★☆☆☆☆
香り:★★★☆☆
オススメ度は4.5点/5点
最後に
チェコの名物に、牛肉のタルタルがあります。タルタルソースみたいなものではありません。トーストにニンニクを擦って、その上に牛ひき肉にチーズや調味料を混ぜ合わせたものを載せて食べる伝統的な食べ物です。
そのタルタルに、このバドワイザーがよく合うのです。レストランで頼むビールは泡の量が決められるのですが、この話はまた今度、別の記事でお話したいと思います。
それでは、また。