こんにちは。ジャーマン次郎です。
今回は、アルトビール第4弾、Original Schlüssel Altのレビューをしていきます。
こちらも、我らがデュッセルドルフに醸造所を構えるブランドで、地元に根強い人気を博しています。
Hausbrauerei “Zum Schlüssel”について
Original Schlüssel AltはHausbrauerei Zum Schlüsselにて醸造されています。
Hausbrauerei Zum Schlüsselは、デュッセルドルフ旧市街にあるビール醸造所で、1850年にパン屋兼ビール醸造所として始まり、地元の人々に愛されています。
「Schlüssel」はドイツ語で「鍵」を意味し、中世時代に町の門の鍵を近所のパブやレストランに預けていた習慣に由来します。週末の夜は混雑するほどの人気店で、店内にはビールタンクがあり、出来立てのビールを木樽から注いで提供しています。この店では、デュッセルドルフの伝統的なアルトビールを提供しており、それは上面発酵で豊潤な香りと、低温熟成によるキレの良さという特徴を併せ持っています。
醸造所レストラン
Zum Schlüsselの醸造所レストランは、Altstadtにある本店と、ライン川沿いにある醸造所バーKasemattenの2店舗が確認できます。
ライン川沿いの醸造所バーは、経営自体はZum Schlüsselから独立しているのですが、Zum SchlüsselのHPにも記載されている通り、支店という立ち位置のようです。
Altstadtの醸造所本店
Zum Schlüsselの醸造所本店はAltstadtに位置しています。店名の「Schlüssel」(鍵) から、特徴的な鍵の看板が目印です。

ライン川沿い Kasematten Düsseldorf 支店
ライン川の景色を楽しみながら、オリジナルのSchlüsselビールや郷土料理を味わうことができます。カゼマッテンにあるSchlüsselは、実際には本店の醸造所からは独立した経営となっているので、問い合わせは直接ガマッテンへする必要があります。
本レストランではパブリックビューイングも盛んで、サッカーの欧州選手権がある日などは観客でごった返しています。

Schlüssel Alt のレビュー

・香りは弱めのホップの香り。
・泡は1-2分くらいは綺麗に保っていたが、そこから急激に消えていく
・色味はかなり濃いめ。透き通ってはいるが、向こう側は見えない
・独特のロースト感が印象的。しっかりした苦み。口の中に入れたときから飲み込んだ後も苦みが続く。
・ビター感強めのビールが好きな人向け。
パッケージと公式サイトからの情報
高級アルトビール。すでにヨーロッパビールスターで金メダルを2度受賞しています。味わいは、上品なホップの香りと、独特のコクのある味わいが特徴です。ノーブルホップの苦味と、軽やかなモルトの甘味が絶妙に調和しています。後味には、はっきりとしたキャラメルの香りと軽くローストした香りが感じられ、最高級のアルトビールの逸品です。しかし、苦味は残りません。このような調和のとれた後味は、次の一口への期待感を生み出し、飲み続ける意欲を掻き立てます。
特徴
色:琥珀色から栗色、透明、安定したきめの細かい軽い泡立ち。
香り:モルティで、独特のキャラメルの香りとダークチョコレートを思わせる軽くローストした香り。
よく合う料理:グリル料理、マイルドスパイシーなサラダ、シチュー、スパイシーなセミハードチーズ、熟成ゴーダ&ナッツチョコレート。
原材料
水、大麦麦芽、ホップ、発酵炭酸、オリジナルキー酵母
成分 (100mlあたり)
エネルギー:180kJ (42kcal)
アルコール度数:5.0%vol
レビューまとめ

重さ:★★★★☆
酸味:★★★☆☆
苦味:★★★★★
甘み:★☆☆☆☆
香り:★★☆☆☆
オススメ度は3点/5点
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はOriginal Schlüssel Altのレビューを行いました。
Original Schlüsselには、3月と10月にだけ販売されるOriginal Schlüssel Stikeというテイストがあります。こちらも小売店による販売があるみたいなので、見つかり次第レポートさせていただきます。
では、また次のビールで。