こんにちは。ジャーマン次郎です。
今回は、デュッセルドルフの老舗ビール醸造所、Schumacherが製造しているSchumacher Altのレビューをしていきます。SchumacherはAltビールの元祖とも言われています。
前回紹介したFüchschen醸造所の創設は1848年で、Schumacher醸造所の創設は1838年ですので、10年ほど歴史が古いです。

Schumacherについて
Schumacherは1838年に創業され、デュッセルドルフで最も古いアルトビール醸造所として知られています。創業者のJohannes Matthias Schumacherが「Im Sonnenaufgang」という醸造所を引き継ぎました。1902年には息子のFritzが経営を引き継ぎ、兄弟のFerdinandはその後、Altstadtにある「Zum Goldenen Kessel」を取得しました。
第二次世界大戦中、両方の醸造所は空襲で破壊されましたが、1945年にはOst strasseの醸造所で生産が再開されました。1955年にFerdinandが醸造所を甥のHans Schnitzlerに譲渡し、その後も家族経営が続きました。1991年以降はGertrudとNina Thea Ungermannが運営を行っています。Schumacherは伝統的なアルトビールを提供し続け、地域社会に根付いた存在となっています。
醸造所レストラン
現在、Schumacherの醸造所レストランが2件存在しています。どちらもデュッセルドルフ市内の市街地にあります。
本店 Brauerei Schumacher
まずは本店、Brauerei Schumacher。デュッセルドルフ UバーンのOst strasse駅から徒歩2分の所にあります。いつも屋外にまで人が溢れており、地元民にかなりの人気を博しています。伝統的なライン地方の料理を楽しむことが出来ます。リーズナブルなキッズメニューもあるので、お子様連れにも優しい。
いつも常に混雑しているので、訪問されるのでしたら、予約することをオススメします。

兄弟店 Im Goldenen Kessel
もう1軒はIm Goldenen Kesselという名前で旧市街地Altstadtにあります。Uバーン Heinrich-Heine-Allee駅から徒歩2分の場所。
感覚的にはこちらの方が混雑具合は低めですが、大体混んでいます。メニューは本店と共通のようです。

Schumacher Alt のレビュー

・甘い感じの香りが漂う
・泡はバランスがいい感じ。ある程度キープできる
・色味は透き通っていて、やや赤みがかったダークブラン
・飲み心地は、麦芽感が強い。甘み酸味はあまり感じれず、深い苦みがファっと広がるが、後味は全体的にスッキリ。やや残る。
・Diebels AltやFüchschen Altとは全然違う感じ。深みがある、という感じでしょうか。
・なかなか面白い味。万人受けはしなさそうだが、嫌いじゃない。
香り3甘み1酸味2苦み4重み2
パッケージと公式サイトからの情報
シューマッハ アルトは、最高級のホップ、厳選された一流の麦芽ブレンド、そして澄んだデュッセルドルフの水から 1838 年以来醸造され続けています。 それ以来、アルトビールはカーニバルやフェアと同様にデュッセルドルフの文化遺産の一部となっています。今日まで、数世代にわたる経験、最高水準の品質、伝統的なレシピと製造プロセスがすべて、シューマッハ アルトビール工場に融合されています。
すっきりとした味わいと、ほんのりとしたモルト感とホップの独特な香りが特徴です。爽やかで飲みやすい、まさにアルトビールの味です! ハラタウ産のテットナンガーと呼ばれる高級コーンホップの繊細な苦味が、丸みのある香りを特徴づけています。特徴的なシューマッハ酵母を使った開放式上面発酵から生まれる強い泡は、一目見て明らかです。
原材料
水、大麦麦芽、ホップコーン、ホップエキス、シューマッハ酵母
成分
栄養成分の記載なし
アルコール度数:4.6%
麦汁含有量:11.6%
レビューまとめ

重さ:★★☆☆☆
酸味:★★☆☆☆
苦味:★★★★☆
甘み:★☆☆☆☆
香り:★★★☆☆
オススメ度は4点/5点
まとめ
今回はSchumacher Altのレビューを行いました。
Schumacherでは、Schumacher Alt以外にも、1838erとLatzenというアルトビールの販売も行っていますので、見つけたらチャレンジします。
また、Schumacherでは生ビールの販売をレストラン内でも行っており、月曜から金曜の
朝6時から午後1時30分の間で購入することが可能です。
予約をすれば、木樽に入れられた生ビールも購入することが可能なので、お祝いごとやパーティなどに試してみると盛り上がるかもしれません。スチール樽では5、10、15、20、30リットルから選択、木樽では指定の容量でオーダーすることが出来ます。
では、また次のビールで。