海外生活

【ドイツのB級グルメ】ドナーケバブの魅力について

こんにちは。ジャーマン次郎です。

今回は、ドイツ人のソウルフード、ケバブについてお伝えしようと思います。

実はドイツには、300万人のトルコ系移民が住んでおり、ドイツの人口の約3~4%に相当します。ドイツに住む外国人の中でウクライナ人、ルーマニア人、ポーランド人に次いで4番目に多いグループです。

そのトルコ人らによって、ドイツ国内様々な街で、ケバブ屋が展開されているのです。今回は、そのケバブの魅力について語ります。

Dönerについて

ケバブは、ドイツでは、”Döner Kebap”と表記されます。Kebabとも書かれます。Kebabは英語、Kebapはトルコ語のようです。Dönerとは、トルコ語で『回転する』、Kebapは『炙って焼いた料理』という意味です。Döner Kebapは我々がケバブと聞いて、最初にイメージするアレです。

そう、コレです。

少しずつクルクルしながら焼いているアレです。

Döner Tasche (ドナータッシュ)

肉と野菜をパンに挟んだケバブです。”Tasche”は『鞄』を意味し、パンがまるで鞄のようなので、この名前と思われる。ドナーサンドイッチと言われることもあります。
本場のトルコではこのようなスタイルは見られず、完全にヨーロッパの人々向けにアレンジされたもの。値段は6-9€くらいで、ケバブの一番スタンダードなスタイル

何故かどこのお店に行っても、同じ包み紙で出てくる。

とりあえず美味い。どこの店でも大体美味い。

炭水化物、タンパク質、野菜類すべてを兼ね備えた完全栄養食なのである。
私はこれが好きすぎて、いつでもこれしか頼みません。

Döner Teller (ドナーテラー)

Tellerは『お皿』という意味です。お皿に全てを盛り付けてサーブしてくれるスタイル。お肉と野菜に加え、フライドポテトも一緒に出てきます。

お値段は量が多いので、11-13€くらいでちょっとお高め。

Döner Box (ドナーボックス)

Boxはそのまま『箱』という意味。お持ち帰り用のBoxに入れてくれます。箱の下の方にポテトを敷き詰め、その上にお肉を乗せます。野菜はなしです。

値段は一番リーズナブル。6-8€くらい

Döner Dürüm (ドナードラム)

Dürümは、トルコ語で『巻く』という意味です。トルティーヤのような平べったいパンで、肉やら野菜やらを巻いていきます。Döner Wrapとも言います。

8-9€くらい

注文方法

英語でコミュニケーションが取れればラッキーなんですが、一切英語を喋ってくれない店員さんもいます。

そんな時は、大体この順番で聞かれるので、ドイツ語ができない私みたいな方はハートでコミュニケーションを取りましょう。大概なんとかなるものです。

ハートでのコミュケーションが難しいという方には1日15分!AI搭載【gymglish】でドイツ語の勉強をすることをオススメします。

AIによるレベル調整自分の弱点を分析してくれ、効率よく勉強できます。AIとの会話機能も搭載していて、気軽に会話の練習も出来ます

メニューを聞かれる

相変わらず”Bitte Schön” 「ビテシェーン」(次の方どうぞ) で始まる。自分の食べたいものを伝えましょう。”アインマル ドナータッシェ ビッテ” (ドナータッシェ1個ください)でいけます。

食べてくか持ち帰るか聞かれる

“für hier oder zum Mitnehmen?”これが一番聞き取れない。英語の”For here or to go?”です。とりあえずジェスチャーと英語で伝える。”ミットネーメン”が聞き取れればなんとかなる。(聞き取れない) 外を指さしながら“Take away.”でお持ち帰り。

肉の種類を選ぶ

Dönerの場合、鶏肉と牛肉の両方を取り扱っているお店が多いです。下の写真の左側が鶏肉、右側が牛肉です。

どちらの肉か選べますので答えます。鶏肉はHänschen (ハンシェン)、牛肉はKalb (カルブ)です。

Hänschen oder Kalb?”、”Beef Please

ドイツだったか他の国だったかは忘れましたが、トルコらしくラムを取り扱っているお店もありました。

ソースを選ぶ

ソースは、ヨーグルトベースのソース、ガーリックマヨネーズソース、辛いソース等お店によって様々なソースがあります。

正直、何が何なのか聞いても理解できないので、ここは勘で選んでいきます。指さしながら、”ダスビテ” (Das Bitte) (これください)で伝えましょう。

入れる野菜を選ぶ

お店によって並んでいる野菜が違いますが、特に嫌いな野菜がなければ全部入れ”Alles(アレス)”と伝えましょう。嫌いな野菜があったら”No 〇〇”と伝えて抜いてもらいましょう。

野菜はこんな感じで並んでます。

デュッセルドルフのBelzen Platzにあるケバブ屋さんTu Na Kebap & Pizza Haus
は、日本人慣れし過ぎていて、日本語をちょっと喋れます。

ソースは「カライ?カラクナイ?」と聞いてくれますし、野菜は「ゼンブ?」と聞いてくれます。

その他

ピザとかハンバーガーとかパスタとか、ケバブ以外にも取り扱っているメニューはお店によって多彩です。商魂たくましいというか見境がないと言うか。

ちなみに、飲み物のオススメはアイラン(Ayran)です。これはトルコの伝統的な飲み物で、ヨーグルトを水で薄めてサラサラにして、塩を入れたような風味です。ケバブ屋さんにはほぼ間違いなく置いてあるでしょう。トルコケバブとアイラン、まさにトルコを感じられる組み合わせだと思います。

注文の際に、Ayranと伝えて、自分で冷蔵庫から取り出して良いパターンが多い。

まとめ

今回は、ドイツ人のB級グルメ、ケバブについて紹介いたしました。味良し、値段良し、すぐ準備してくれてタイパも良い、栄養バランスも完璧という、まさに日本人にピッタリな食べ物だと思います。

ドイツに来たら、どの街でも大概手に入れられることが出来ます。幸いハズレ率も少なく(ドイツなのに!!!)とりあえず満足できる味なので、皆様も是非ご賞味あれ。

ではまた、次の記事で。

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